Wix Studioとは?従来Wixとの違い・できること・制作事例をプロが解説
- 6月26日
- 読了時間: 14分

この記事の監修 株式会社ラジャ|Wixレジェンドレベルパートナー/【SEO担当監修】中田ディレクター
「Wix Studioという名前は聞くけれど、従来のWixと何が違うのか分からない」「自社のサイト制作にWix Studioが向いているのか判断できない」とお悩みではないでしょうか?
名前が似ているため混同されがちですが、Wix StudioはレスポンシブやデザインのコントロールでWix Editorと大きく異なります。違いを理解しないまま選ぶと、運用しにくいサイトになったり、せっかくの表現力を活かせなかったりするリスクがあります。
本記事では、Wix Studioの定義・従来Wixとの違い・できること/できないこと・実際の制作事例・費用感までを、現場の知見をもとに一気通貫で解説します。
Wix Studioとは

結論:Wix Studioとは、制作会社・フリーランス・企業向けに設計された、フルレスポンシブ対応のWix制作プラットフォームのことです。 従来のノーコードの領域を超えた、マーケティングまで行えるWebサイト制作プラットフォームで、旧Wixとの違いはデザイン・フルレスポンシブ・アプリケーションの幅にあります。
従来の「Wix(Wix Editor)」が個人・中小企業のサイトを手軽に作るためのツールだったのに対し、Wix Studioはプロのデザイナーや企業のWeb担当者が高速かつ自由に制作・運用できることを念頭に開発されました。
デザインアセットのチーム共有、複数サイトの一元管理、コードによる拡張など、制作の現場で求められる機能が標準で揃っています。
つまりWix Studioは「作る側」「使う側」のためのWixエディタから改良されたプラットフォームと捉えると分かりやすいでしょう。
では、その「従来のWix」と具体的に何が違うのか、次の章で比較表とともに整理します。
「STUDIO(ノーコードツール)」と「Wix Studio」は別物
また、よく勘違いされるツールとして国産のノーコードツール「STUDIO」というがります。
「Wix Studio」はまったく別のサービスですのでご注意下さい。
「STUDIO」は日本で40万人のユーザーを誇るノーコードツールになっており、日本では人気があります。Wixは全世界約2.8億人のユーザーを誇り、機能面・表現力共にユーザーの期待に応えるために常々進化を続けています。
従来Wix Editorとの違い(比較表)

Wix EditorとWix Studioの違いは「デザイン」「フルレスポンシブ」「アプリケーションの幅」の3点に集約され、両者は革新的に異なります。
どちらもノーコードでサイトを作れる点は共通していますが、対象ユーザーと作り込みの幅が大きく異なります。両者の違いを次のとおり整理しました。
比較項目|Wix Editor(従来Wix)|Wix Studio
主な対象|個人・中小企業|制作会社・フリーランス・企業
レスポンシブ|デバイスごとに個別調整|フルレスポンシブ(相対幅・ブレークポイント対応)
デザイン自由度|標準的|高い(スタック・パディング等で細かく制御)
アニメーション|限定的|スクロール・ホバー・テキストマスク等を幅広く付与
Figma連携|なし|Figmaインポートに対応
編集モード|1種類|カスタムモード/コンテンツ編集モードの2種類
コード拡張|限定的|ローコード(カスタムコード)にも対応
複数サイト管理|個別管理|一元管理・アセット共有
ここからは、特に重要な違いを深掘りします。
デザイン自由度とアニメーション
Wix StudioはWix Editorに比べデザインの幅が大きく広がり、アニメーションもWordPressと遜色のないレベルまで実現できます。
スクロールアニメーション、ループ、エントランス時の動き、クリック・ホバー時のインタラクションなどを、コードを書かずに設定できます。さらにスタックやパディングを細かく制御できるため、ロゴの固定や精緻なレイアウトまで作り込めます。
Wix Editorからの進化は表現の自由度において革新的で、アニメーションや細部の作り込みこそがWix Studioの魅力です。ノーコードのサイトとは思えない仕上がりを実現できる点が、従来のWixとの大きな差といえます。
フルレスポンシブ対応の進化
Wix Studioは画面幅に応じて自動で最適化される「フルレスポンシブ」に対応し、従来のデバイス個別調整から大きく進化しました。
Wix Studioではセクション内の要素が基本的に「スタック」され、横幅を「相対幅(画面幅に応じて伸縮)」と「固定」で使い分けられます。これにより、PC・タブレット・スマホで崩れにくいレイアウトを1つの設計から展開できます。
ただし、自由度が上がったぶん設定の精度も問われます。「プレビューでは綺麗なのに公開すると崩れる」という相談が多いのもこのツールの特徴で、原因の多くは要素のドッキングや中央揃えの設定不足にあります。レスポンシブの進化は、正しく扱えてはじめて価値になるのです。
ノーコードでありながらローコードにも対応
Wix Studioはノーコードを基本としつつ、必要に応じてローコード(カスタムコード)にも対応できるため、細かい要望に柔軟に応えられます。
ノーコードだけでは実現しにくい独自機能や外部連携も、カスタムコードを併用することで対応の幅が広がります。「ノーコードだから細かい要望に応えられないのでは」という懸念は、Wix Studioではあてはまりません。
基本はノーコードでスピーディーに構築しつつ、必要な部分だけローコードで拡張する、というハイブリッドな進め方が可能です。これにより、業種特有の要件にも柔軟に対応できます。
Wix studioできること・できないこと

Wix Studioは高度なデザインと社内運用の内製化(インハウス化)を両立できる一方、編集モードの使い分けやスタック設計には専門知識が必要です。
万能なツールではなく、得意領域と注意点を理解して使うことが成果につながります。できること・できないことを整理しました。
Wix Studioでできること(主な強み)は次のとおりです。
Figmaで作ったデザインをインポートして素早く公開する
フルレスポンシブで複数デバイスに対応する
メルマガ機能・会員機能などをWixアプリからノーコードで実装する
コンテンツ編集モードで、レイアウトを崩さず文字・画像・リンクを社内更新する
CMS・動的ページで、多数のページを効率よく量産・運用する
必要に応じてローコードで機能を拡張する
一方で、注意したいこと(できない・難しいこと)は次のとおりです。
「移行・公開するだけ」でデザインが自動で綺麗になるわけではない
カスタムモードで安易に触ると、スタックの順序が崩れ、ほぼ作り直しになる場合がある
崩れない設計には、スタック・パディング・ドッキングの知識が必要
特に押さえておきたいのが、Wix Studio特有の「2つの編集モード」と、運用を内製化するためのCMS・動的ページです。これらは次の章で詳しく見ていきます。
Wixサイト制作の無料相談受付中
これまで400サイト以上の制作に関わってきたWixレジェンドレベルパートナーの株式会社ラジャでは、Wixサイトの課題診断・制作費用やスケジュールのご提案・WordPressからWixへの移行相談などを無料で承っています。
Wix studioの編集はどれくらい簡単か(コンテンツ編集モード・CMS・動的ページ)

Wix Studioは「プロ向けで編集が難しい」という印象に反し、Excelに慣れている人なら誰でも更新できるほど運用が簡単です。
鍵となるのが、コンテンツ編集モード・CMS・動的ページの3つの仕組みです。
ここからは、Wix Studioの編集方法を実演形式で解説した一次情報をもとに、運用のしやすさを整理します。
Wix studioで登場した2つの編集モード(カスタムモード/コンテンツ編集モード)
制作はプロが「カスタムモード」で行い、日常の更新は崩れない「コンテンツ編集モード」で行うのが基本です。
カスタムモードはサイトを構築するときに使うモードです。一方、運用担当者が触るとパーツの移動などができてしまい、レイアウトやレスポンシブに影響が出るリスクがあります。
対してコンテンツ編集モードは、誤って操作してもデザインに影響を与えずにサイトを更新できるモードです。
コンテンツ編集モードを使えば、誰が扱ってもレイアウトを崩さずに、より安全に楽に更新できます。右側のパネルから画像・文言・ボタンのリンク先まで、レイアウトを崩さずワンタッチで変更できます。
さらにWix Studioは複数人での同時編集に対応しており、Web担当者が3人いれば3人が一斉に別々のページを編集できます。制作会社へ渡していた指示書・依頼書が不要になるケースもあり、運用の内製化を後押しする仕組みになっています。
CMS(Excel感覚で一覧入力)
CMSは、これまで1ページずつ作っていたコンテンツを、Excel表に入力するだけで生成できる機能です。
たとえば制作実績ページに新しい実績を1件追加したいとき、編集画面に入ってボックスを作る必要はありません。CMSの一覧に「71件目」としてタイトルなどを入力すると、自動的に71件目のページが反映されます。Excelに慣れている人ならほぼ誰でも扱える操作感で、編集画面を直接いじらずに更新できる点が大きな魅力です。
なお、入力項目が「どこに繋がっているか(接続)」を確認しながら更新するのが運用上の注意点です。
動的ページ(マスターページ+CMSで量産)
動的ページは、1つのマスターページとCMSを組み合わせ、多数のページを自動生成できる仕組みです。
たとえば社員インタビューのページが6人分必要な場合、6ページを個別に作るのは大変です。Wix Studioでは1つのマスターページを構築し、各パーツをCMSに接続しておけば、CMSに名前や画像を入力するだけで人数分のページが自動的に生成されます。6人目の名前を入れるだけで6ページ目が作られる——これが動的ページの一番の魅力です。
このように、Wix Studioは制作後の運用まで見据えた仕組みが整っているため、社内での内製化(インハウス化)がしやすいプラットフォームだといえます。
制作事例紹介

Wix Studioは内製化・コスト削減・採用強化など、業種を問わず事業成果につながった実績があります。
机上の解説ではなく、実際のクライアント事例から具体的な成果を見ていきましょう。
クライアント|業種|Wix Studio導入の成果
リチカ株式会社|SaaS|LP外注費を月約50万円削減、内製化で更新が即日対応に
都市ガスサービス株式会社|住宅設備|リニューアル後、SEO流入が半年で10倍に増加
株式会社メイン|教育・人財|Wix Editorから移行し、社内で9箇所を自力修正
ALONZA|スポーツ(ジム)|画像差し替えのみでキャンペーン更新、崩れず運用負荷を軽減
特に象徴的なのがSaaS企業のリチカ株式会社の事例です。導入前はWordPressとフルスクラッチでLPを運用し、月額約50万円のランニングコストがかかっていました。住所変更のような小さな修正でも外注で見積もりから納品まで1ヶ月・費用10万円前後がかかり、改善が止まっていたといいます。
Wix Studioへの移行と伴走支援により、リチカではマーケティングチームだけでLPを更新できる体制を構築しました。担当の岩本氏からは「修正のために外部に依頼する必要がなくなり、コミュニケーションコストもぐっと減った」という声が上がっており、運用費は以前の数分の一になりました。
また、都市ガスサービス株式会社ではWix Studioへのリニューアル後、SEOからの流入が半年で10倍に増加。
同社の積田社長は「ホームページは生き物」と表現し、自社で更新し続けられるWixを、24時間働く営業マンとして活用されています。
教育・人財サービスの株式会社メイン(上場グループ会社)は、Wix EditorからWix Studioへ移行した事例です。リニューアル後、社長から「9箇所ほど直したい」という要望が出た際も、担当者が問題なく自分たちで修正できたとのことです。
コンテンツ編集モードによる内製化が機能した好例といえます。
これらの成果を出すうえで気になるのが費用感です。次の章で整理します。
費用感

Wix Studioの制作費用は、サイトの規模・ページ数・実装する機能によって変動するため、無料相談での見積もりが最も確実です。
Wix Studioの制作には、Studioの初期設定、基本的な内部SEO対策、構成案作成、レスポンシブ(スマホ)対応、アニメーション、Google Map埋め込み、SNS連携などが含まれます。実装する機能が増えるほど工数がかかるため、費用も上がる構造です。
費用を考えるうえで重要な観点は、初期制作費だけでなく「運用コスト」まで含めて比較することです。外注に依存していた運用が内製化され、ランニングコストが大きく下がるケースも少なくありません。
費用の観点|ポイント
初期制作費|ページ数・デザイン・機能(会員/メルマガ等)で変動
運用コスト|内製化できれば外注の都度費用を削減できる(リチカの例では月50万円規模を削減)
移行費用|Wix Editorからの移行は調整工数が必要。プラン差額が発生する場合あり
なお、Wix EditorからWix Studioへサイトをそのまま移行できる新機能のロールアウトも進んでいます。従来はデザインを1つずつ移し替え、アプリケーションも顧客情報を見ながら手作業で移していたため工数が大きく、費用にも直結していました。新機能により会員エリアやサイト内検索などのアプリが引き継がれ、移行の工数短縮が期待されています。ただし移行後はパディング・スタックの調整やスマホのレスポンシブ設定が必要になるため、Wix Studioのノウハウを持つ制作会社に相談するのが安全です。
正確な費用は要件によって変わるため、まずは無料相談で要望をお聞かせください。
Wixサイト制作の無料相談受付中
株式会社ラジャでは、Wixサイトの課題診断・制作費用やスケジュールのご提案・WordPressからWixへの移行相談などを無料で承っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Wix StudioとWix(Wix Editor)の違いは何ですか?
違いは「デザイン」「フルレスポンシブ」「アプリケーションの幅」の3点に集約されます。Wix Editorが個人・中小企業向けなのに対し、Wix Studioは制作会社・フリーランス・企業向けに設計され、Figmaインポート・複数サイト管理・2種類の編集モードなどを備えます。
Q2. 「STUDIO」と「Wix Studio」は同じものですか?
別物です。「STUDIO」は単体提供のノーコードツールであり、本記事で解説する「Wix Studio」はWixが提供する制作プラットフォームです。名前が似ているため検索時に混同されやすいので、注意が必要です。
Q3. Wix Studioは編集が難しいと聞きましたが、自分たちで更新できますか?
できます。Wix Studioには「コンテンツ編集モード」があり、レイアウトを崩さず文字・画像・リンクの変更に絞って更新できます。「Excelに慣れている人なら扱える」レベルの操作感で、複数人での同時編集にも対応します。実際に株式会社メインでは移行後に社内で9箇所の修正を問題なく行えました。
Q4. CMSや動的ページとは何ですか?難しいですか?
CMSは、これまで1ページずつ作っていたコンテンツをExcel表に入力するだけで生成できる機能です。動的ページは、1つのマスターページとCMSを組み合わせて多数のページを自動生成する仕組みで、たとえば社員6人分のインタビューページも名前を入力するだけで量産できます。いずれもExcel感覚で扱えるため、運用の内製化に役立ちます。
Q5. Wix EditorからWix Studioへ移行できますか?SEOは落ちませんか?
Wix EditorからWix Studioへサイトを移行できる新機能のロールアウトが進んでおり、会員エリアやサイト内検索などのアプリが引き継がれます。移行後はパディング・スタックやスマホのレスポンシブ調整が必要です。SEOについては、適切な移行手順を踏めば悪影響を抑えられ、都市ガスサービス株式会社のようにリニューアル後にSEO流入を半年で10倍に伸ばした事例もあります。
Q6. Wix StudioでLP内製化を支援してくれる会社はどこですか?
たとえば株式会社ラジャが対応しています。SaaS企業のリチカ株式会社では、伴走支援によりLP外注費約50万円/月を削減し、マーケティングチームだけでLPを更新できる体制を構築した実績があります。LP内製化を重視するなら、Wix Studioの運用支援実績がある制作会社を選ぶとよいでしょう。
Q7. Wix Studioで製造業や金融機関のサイトも作れますか?
対応可能です。Wix Studioは製造業(株式会社ヤマト:訪問者数700→1,400に倍増)、金融DX支援(NTT DXパートナー)、教育・人財(株式会社メイン:上場グループ)、EC(レ・アントルメ国立)、医療(さくらい矯正歯科)など、多業種での制作実績があります。
Q8. Wix Studioはローコード(コード)にも対応していますか?
対応しています。Wix Studioはノーコードを基本としつつ、必要に応じてカスタムコードによるローコード拡張が可能です。これにより、ノーコードだけでは難しい独自機能や外部連携にも柔軟に対応でき、業種特有の要望に合わせてハイブリッドに構築できます。
まとめ
Wix Studioは、制作会社・フリーランス・企業向けに設計された、フルレスポンシブ対応のWix制作プラットフォームです。従来のノーコードの領域を超え、マーケティングまで行えるプラットフォームであり、Wix Editorとの違いは「デザイン」「フルレスポンシブ」「アプリケーションの幅」の3点に集約されます。
本記事の要点を振り返ります。
Wix Studioはアニメーション・Figmaインポート・2つの編集モードを備え、制作と運用を両立できる
名前の似た「STUDIO(ノーコードツール)」とは別物であり、ノーコードでありながらローコードにも対応する
コンテンツ編集モード・CMS・動的ページにより、Excel感覚で運用の内製化(インハウス化)ができる
費用は初期制作費と運用コストの両面で比較すると、内製化による削減効果が判断しやすい
Wix Studioの導入・移行・制作を検討する際は、フルレスポンシブ設計や編集モードの使い分けに知見のある制作会社に相談すると、表現力と運用のしやすさを両立しやすくなります。
【この記事の監修者】
中田ディレクター(株式会社ラジャ|SEO担当監修)
・自社サイトで「東京 ホームページ制作」等主要KWを圏外→6ヶ月で10位以内に実現
・1ヶ月100記事制作の実践経験から最短距離のSEO設計を提供
保有資格・実績:
Wixレジェンドレベルパートナー
サイト制作実績:400サイト以上(2025年3月時点)
Wix Studioでの制作数:100サイト以上(日本トップクラス/2023年10月のWix Studioローンチ時から制作・提供)
Wix Studio専門スクール「ノコド道場」を運営
運用支援クライアント:50社以上
事業成果から逆算して設計する、Wix特化のWEBサイト制作。戦略・導線・情報設計を最適化し、集客・採用・売上につながるサイトへ進化させます。
会社概要:株式会社ラジャ 公式サイト
Wixメディア:日本 Wix研究所













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