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Wix Studioとクラシックエディタは編集方法が違う?要素が思い通りに置けない理由とツールの選び方

  • 1 日前
  • 読了時間: 9分
記事イメージ

「Wixでサイトを作った経験があるから、Wix Studioも同じ感覚で編集できるだろう」


そう考えて実際にWix Studioを触ってみたら、テキスト一つを思った場所に置けずに戸惑った。


そんな声をよく聞きます。


実は、WixのクラシックエディタとWix Studioは、見た目こそ同じ「Wix」でも、編集の考え方そのものが根本的に違います。


この違いを知らないまま作業を始めると、「なぜ動かないのか」「どこをいじれば直るのか」がわからず、時間だけが過ぎてしまいます。


この記事では、Wix Studioとクラシックエディタの編集方法の違いを、要素の配置・ボックスの概念・カスタムコード対応といった実務の観点から整理します。


そのうえで、あなたのサイト要件にはどちらのツールが向いているのか、判断のポイントまでお伝えします。




そもそもWix Studioとクラシックのエディタは編集方法が何が違うのか

Wix Studioとクラシックエディタの編集画面を並べて比較したイメージ

同じ「Wix」というブランドの中に、大きく分けて2つの編集環境があります。


一つは以前から親しまれてきたクラシックエディタ(一般に「Wixエディタ」と呼ばれるもの)、もう一つが後発のWix Studioです。


名前が似ているため同じ操作感だと思われがちですが、両者は編集のパラダイムがまったく異なります。


一番わかりやすいのは、実際に2画面を並べて同じ操作をしてみることです。


片方にクラシックエディタ、もう片方にWix Studioを開き、上部のメニューから「タイトル(テキスト)」などのパーツを追加してみます。


すると、次のような差がはっきり出ます。


クラシックエディタでは、追加したテキストをマウスでつかんで、画面上の好きな位置へそのままドラッグして置けます。


感覚的で、直感通りに動きます。


一方のWix Studioでは、同じテキストを自由な位置に置くことができません。


あらかじめ用意された「箱」の中で、左・中央・右のいずれかにしか配置できないのです。


この一点だけでも、「操作の前提が違う」ことが伝わるはずです。


クラシックエディタが自由配置なら、Wix Studioは構造で配置を決める設計になっています。


以降のセクションで、その理由と具体的な組み立て方を見ていきます。




Wix Studioで要素を自由な位置に置けないのはなぜか、編集の違いを解説

Wix Studioでボックスの中に要素を入れる入れ子構造のイメージ

Wix Studioでテキストを狙った場所に置けないのは、不具合ではありません。


「箱(ボックス)の中に要素を入れて組み立てる」という設計思想に沿った、正しい挙動です。


では、Wix Studioで任意の位置に要素を配置したいときはどうすればよいのか。


手順は次のようになります。


  1. まず配置したい場所にボックス(DIV/コンテナと呼ばれる箱)を入れる。

  2. そのボックスの中に、テキストなどの要素を入れる。

  3. ボックスや要素の幅を、パーセント(%)またはピクセル(px)で指定する。

  4. ボックスの位置は、マージン(余白)の数値で調整する。

たとえばボックスが「左から319px」の位置にあるとき、その数値を100や200に書き換えると、要素は即座にその位置へ移動します。


感覚でつまんで動かすのではなく、数値で位置をコントロールするイメージです。


この違いは、フォームの設置でも表れます。


クラシックエディタでは、お問い合わせフォームが1つの要素として完結していて、フォーム編集画面からそのまま項目を編集できます。


対してWix Studioでは、扱えるパーツが限られており、DIV・スパン(span)・インプット(input)といった用語と構造を理解したうえで組み立てる必要があります。


「置くだけ」で終わらない分、最初は手間に感じられる場面です。


つまり、Wix Studioで要素が思い通りに置けないのは、あなたの操作が間違っているからではなく、そもそも配置の仕組みが違うから。


この前提を押さえるだけで、無駄な試行錯誤はぐっと減ります。





結論:Wixは「ドラッグ&ドロップ」Studioは「箱で組み立てる」編集の違い

ドラッグ&ドロップと箱で組み立てる2つの編集思想を対比したイメージ

ここまでの話を一言でまとめると、こうなります。


Wix Studioは「箱で組み立てる」設計で、クラシックエディタの自由配置とは編集の考え方が根本的に違う、ということです。


両者の違いを表で整理します。


項目

クラシックエディタ(Wix)

Wix Studio

編集の考え方

ドラッグ&ドロップで自由配置

箱(ボックス)の中に要素を入れて組み立てる

要素を置ける位置

画面上の好きな位置

ボックス内の左・中央・右の3択

位置の調整

マウスで直接動かす

マージン値(px)などの数値で指定

横幅の指定

自動・手動どちらも直感的

パーセント(%)/ピクセル(px)で指定

求められる考え方

直感的な操作

入れ子構造・ボックスモデルの逆算思考

クラシックエディタは、頭の中のイメージをそのまま画面に置いていける「直感型」です。


対してWix Studioは、「この箱を何%にすると、中の要素はどう変わるか」を逆算しながら組み立てる「構造型」です。


この構造型の考え方は、CSSやHTMLといったコーディングの世界にあるボックスモデル(要素を箱として捉え、余白や幅を数値で管理する考え方)に近いものです。


だからこそ、レイアウトを緻密にコントロールできる自由度が生まれる反面、慣れるまでには一定の学習が必要になります。


ここが、Wix Studioが「専門性の高いツール」と言われるゆえんです。




「Wixができる=Studioもできる」が通用しない、編集の違いという落とし穴

Wixの経験がStudioにそのまま通用しないことを示すイメージ

Wix Studioで最もつまずきやすいのが、「Wixが使えるのだから、Studioもすぐ使えるはず」という思い込みです。


名前が同じでも、編集方法が別物である以上、クラシックエディタの操作経験がそのまま活きるとは限りません。


代表的なつまずきポイントを、解決の方向とあわせて整理します。


  • 要素を狙った位置に置けない(左・中央・右しか選べない)。まず先にボックス(DIV)を作り、その中に要素を入れて、幅(%/px)とマージン値で位置を調整します。

  • ボックスの%設定が結果にどう影響するかがわかりにくい。入れ子構造とボックスモデルの理解が前提になるため、最初は小さな範囲で数値を変えながら挙動を確かめると掴みやすくなります。

  • スクロールするとヘッダーと下のセクションが重なって文字が見づらい。クラシックエディタなら、ヘッダーに色や背景を付けて視認性を確保する対応が取りやすい一方、Wix Studioではボタン一つでは対応しづらい部分があります。

さらに見落とされがちなのが、開発面の差です。


Wix StudioはHTML・CSSの一部やiFrameの埋め込みには対応していますが、JavaScriptを入れ込むことはできません。


クラシックエディタと比べると、この点で凝った開発要件には弱い面があります。


補足すると、Wixはよく「ノーコード」と紹介されますが、HTMLやCSSを一部組み込める点を踏まえると、実態としては「ローコード」と表現するほうが近いツールです。


「ノーコードだから誰でも簡単」とひとくくりにせず、クラシックエディタとWix Studioそれぞれの編集方法を個別に見て選ぶ。


この視点があるだけで、後悔の少ないツール選びにつながります。




結局どっちを選べばいい?サイト要件から見るWix Studioとクラシックの編集の違い

サイト要件からWix Studioとクラシックエディタを選び分けるイメージ

ここまで違いを見てきたうえで、多くの方が気になるのは「では自社サイトにはどちらが向いているのか」でしょう。


結論は、作りたいサイトの要件から逆算して選ぶ、に尽きます。


判断のポイントを整理すると、次のようになります。


  • 直感的な操作で、担当者自身が手軽に更新していきたい。カスタマイズも含めて扱いやすさを重視するなら、クラシックエディタが向いています。フォームのように「1要素で完結する」手軽さも魅力です。

  • レイアウトを緻密にコントロールしたい、レスポンシブ(画面幅に応じた表示)を作り込みたい、といった要件があるなら、構造で組み立てるWix Studioが力を発揮します。ただし、ボックスモデルを前提とした専門性が求められます。

  • JavaScriptを使った凝った開発要件がある場合は、Wix Studioでは実現しづらいため、クラシックエディタ側を選ぶ判断材料になります。

大切なのは、「新しいから」「話題だから」という理由だけでWix Studioを選ばないことです。


ツールの新しさと、あなたのサイトに合っているかは別の問題です。


まず作りたいサイトの要件を明確にし、そのうえでクラシックエディタとWix Studioのどちらが適しているかを見極める。


この順番を守るだけで、ミスマッチは大きく減らせます。


とはいえ、「自社の要件だとどちらが向いているのか、自分では判断しきれない」というのが正直なところだと思います。


そうしたときは、両方のツールを実際に扱ってきた制作会社に、要件から相談するのが確実です。


編集方法の違いを踏まえたうえで、あなたのサイトに最適なツールと作り方をご提案します。





よくある質問(FAQ)

Q. Wix StudioとクラシックのWixエディタは、何が一番違いますか?


A. 編集の考え方です。


クラシックエディタは要素をドラッグ&ドロップで自由な位置に置けますが、Wix Studioはボックス(箱)の中に要素を入れて組み立てる構造型です。


Wix Studioで要素を置ける位置は、ボックス内の「左・中央・右」の3択に限られます。


Q. Wix Studioでテキストを好きな位置に置けません。


故障ですか?


A. 故障ではなく、Wix Studioの正しい挙動です。


任意の位置に置きたい場合は、まずボックス(DIV)を入れ、その中に要素を入れたうえで、幅をパーセント(%)かピクセル(px)で指定し、マージンの数値で位置を調整します。


たとえば「左から319px」の値を100や200に書き換えると、要素は即座に移動します。


Q. Wix StudioでJavaScriptは使えますか?


A. Wix StudioではJavaScriptを入れ込むことはできません。


HTML・CSSの一部とiFrameの埋め込みには対応しています。


JavaScriptを使った凝った開発要件がある場合は、クラシックエディタ側を選ぶ判断材料になります。


Q. お問い合わせフォームはどちらが簡単に設置できますか?


A. クラシックエディタです。


お問い合わせフォームが1つの要素として完結していて、フォーム編集画面から直接項目を編集できます。


Wix Studioでは、DIV・スパン・インプットといった用語と構造を理解して組み立てる必要があります。


Q. スクロールするとヘッダーの文字が下のセクションと重なって読みづらくなります。




A. クラシックエディタでは、ヘッダーに色を付けたり背景を付けたりして視認性を確保する対応が取りやすいです。


Wix Studioの場合はボタン一つでは対応しづらい部分があるため、構造を踏まえた調整が必要になります。


Q. Wixは「ノーコード」だと聞きましたが、本当に誰でも簡単に使えますか?


A. Wixは「ノーコード」と紹介されることが多いですが、HTMLやCSSを一部組み込める点を踏まえると、実態は「ローコード」に近いツールです。


特にWix Studioは入れ子構造やボックスモデルの理解が前提となるため、専門性が上がります。


「ノーコードだから簡単」とひとくくりにせず、ツールごとに編集方法を見て選ぶことをおすすめします。


Q. 自社サイトにはWix Studioとクラシックエディタのどちらが向いていますか?


A. 作りたいサイトの要件から逆算して選ぶのが基本です。


手軽な更新や扱いやすさを重視するならクラシックエディタ、緻密なレイアウト制御やレスポンシブの作り込みを重視するならWix Studioが向いています。


判断に迷う場合は、両方を扱う制作会社に要件から相談すると確実です。


【この記事の監修者】


中田ディレクター(株式会社ラジャ|SEO担当監修)


保有資格・実績:Wixレジェンドレベルパートナー/サイト制作400サイト以上/Wix Studio制作100サイト以上(日本トップクラス)/Wix Studio専門スクール「ノコド道場」運営


 
 

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