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WordPressで「自分で更新できない」状態を抜け出すには?Wixへの乗り換えを判断する3つのチェックと進め方

  • 2 日前
  • 読了時間: 12分
記事イメージ

「サイトのテキストを少し直したいだけなのに、自分では更新できない」「ちょっとした修正のたびに制作会社へ依頼して、費用と時間がかかる」。


WordPressで作ったサイトを運用していて、こんな状態に陥っていませんか。


実は、WordPressが「頼まないと更新できない」状態になるのには、はっきりした理由があります。


そして、その状態から抜け出す方法も、闇雲に乗り換えるのではなく「目的・体制・コスト」を順番に整理すれば、自社にとって正しい判断ができます。


この記事では、WordPressが更新できない状態になる仕組み、乗り換えを判断する3つのチェック、自社運用に向くWixと全部委託に向くWordPressの判断基準、そして実際にWixへ移行するときの進め方と注意点を、お客様の立場でわかりやすく整理してご紹介します。




なぜWordPressは「頼まないと自分で更新できない」状態になりやすいのか

WordPressの更新がプラグインやコーディングに依存する構造を表したイメージ

WordPressが「自分で更新できない」状態になりやすいのは、ツールが悪いからではありません。


多くの場合、運用体制とゴールを決めないまま制作に入ってしまうことが主な原因です。


WordPressは日本国内で約7〜8割という圧倒的なシェアを持ち、世界でもほぼ最大のシェアを占めています。


そのため「とりあえずWebサイトを作ろう」と制作会社やフリーランスに依頼すると、自然とWordPressで構築されるケースが多くなります。


ここで「将来は自分たちで更新したい」という前提がすり合っていないと、後から「サービス内容を変えたいのに自分では直せない」という事態に陥ります。


WordPressが更新しづらくなる具体的な要因は、次のとおりです。


  • カスタマイズの核がプラグイン依存である:WordPressのカスタマイズは数万〜数十万種類あるプラグインで成り立っています。便利な一方、プラグインの提供元は別会社であることが多く、提供終了や互換性切れが起きると、ある日突然サイトが正しく表示されなくなるリスクがあります。

  • テンプレート開発ベースで構築されている:AFFINGER(アフィンガー)に代表されるローコード系テンプレートを使えばある程度は楽に組めますが、デザインを自由に変えようとすると結局コーディングが必要になります。自由度は高い一方で、自分で触るには専門知識が要る構造です。

  • ブログ部分(CMS)の構築工数が別途かかる:ブログだけを入れる場合でも、CMSの構築には専用の工数がかかり、その設計を理解していないと更新時にレイアウトが崩れがちです。

  • 基盤やソフトの更新を自分で続ける必要がある:WordPressはサーバーやソフトのバージョンを自分で更新し続けないと脆弱になります。古いバージョンを放置した結果、情報流出につながるニュースの原因にもなっています。

こうした要因が重なると、「触りたいけど触れない」「触ると壊れる」という心理的なハードルが生まれ、結果として「制作会社に頼まないと更新できない」状態が固定化していきます。


逆に言えば、着手前に運用体制とゴールを決めてツールを選べば、この状態は最初から避けられます。




結論:目的・体制・コストの3点で見直せば「更新できない状態」は抜け出せる

目的・社内体制・2軸コストの3ステップを順に固める判断フローのイメージ

「更新できないからとりあえずWixへ」と急ぐ前に、「目的→社内体制→コスト(2軸)」の3ステップを順番に決めてください。


この順番で固めれば、そもそも乗り換えるべきか、どのツールが自社に適正かを論理的に判断できます。


これはラジャが提案の現場で実際に使っている選定フローです。


次の3つを上から順に固めます。


  1. 目的(ゴール)を決める。このサイトで何を達成したいのかを最初に定義します。コーポレートサイトやサービスサイトとして信頼感と問い合わせを得たいのか、本気で検索順位を上げて集客するオウンドメディアにしたいのかで、適したツールは変わります。ここが曖昧なまま進むことが、更新できない状態に陥る最大の原因です。

  2. 社内体制を確認する。今後そのサイトを自社で更新・運用していくのか、保守も含めて外部に全部委託するのかを決めます。自社運用したいなら更新のしやすさが最優先になり、全部委託するなら更新のしやすさより仕上がりの自由度を優先できます。

  3. コストを「2軸」で見積もる。費用はプラン費用(ツール・サーバー代)だけで判断してはいけません。「プラン費用」と「リソース(人件費)」の2軸で算出します。プラン費だけ見ると安く見えても、更新のたびに外注費や社内工数がかさめば、トータルでは高くつくからです。

この3ステップを踏むと、「自分たちで更新できないのが本当に困りごとなのか」「全部委託のままで問題ないのか」が見えてきます。


順番が大切で、目的を決めずに体制やコストから入ると判断がぶれます。


逆に、この3点さえ整理できれば、「頼まないと更新できない」状態からは確実に抜け出せます。





自社運用したいならWix、全部委託ならWordPress、という選び方

WixとWordPressを更新性・カスタマイズ性・費用などで比較した一覧表のイメージ

3ステップで整理した内容をツール選定に落とし込むと、判断はとてもシンプルになります。


自社で更新できる体制にしたいならWix、保守まで全部委託してデザインを最優先し運用費は問わないならWordPress、という基準で選ぶのが現実的です。


  • 社内のIT人材を育て、自分たちでスピーディーに更新・運用したい → Wix

  • 保守も含めて外部に全部委託し、デザインを最優先して運用費は問わない → WordPress

「自分で更新できない」状態を抜け出したい方の多くは、前者の「自社運用したい」に当てはまります。


その観点で、よくある誤解も含めて両者を比較すると次のとおりです。


比較項目

Wix(Wix Studio)

WordPress

更新のしやすさ

ノーコードで直感的。パワーポイントのように要素・画像を配置でき、ブログはアプリから書くとデザインを崩さず自動反映

テンプレート利用である程度ローコード化。自由に変えるとコーディングが必要

カスタマイズ性

話者評価で80〜85点

プラグイン数万〜数十万種類で非常に高い。ただし提供元都合のリスクあり

デザイン自由度

Wix Studioは80点程度。アニメーションは掛け合わせで数百〜数万種類

テンプレート開発ベースで高いが、自由化にはコーディングが必要

SEO(内部対策)

SEOツールに沿えば最低限の内部対策が整う(チェック完了率100%を目指す設計)

テンプレート内でH3など簡単に設定可

セキュリティ

AWS基盤・稼働率99.99%・世界約200箇所にサーバー分散・各国数百人のエンジニア

自分でソフト・基盤を更新し続ける必要があり、放置すると脆弱

費用(月額の最安目安)

約2,000円/月(サーバー込みで一本化)

ドメイン+サーバーで約500円/月(別途プラグイン・保守費が乗りやすい)

サポート

日本法人あり。メール・チャットで誰でも問い合わせ可。制作パートナー経由なら電話対応も

問い合わせ先が分かりにくく、専属の外注先が必須になりやすい

選定を誤らせがちな「通説」も、ここで3つ正しておきます。


  • 「WixはSEOが弱い」。実際はWixの方が内部SEO設定は簡単です。SEOの強弱はツールではなく、施策(内部SEO・外部SEO・コンテンツSEO)ができているかで決まります。本気で順位を追うオウンドメディア(PV5万〜100万級)はWordPressのカスタマイズ性が長期的に有利、という線引きです。

  • 「Wixはダサい」。これは2年ほど前の旧世代エディターの話です。Wix Studioはデザイン性80点程度まで来ており、ダサさの原因はツールではなく、元のデザインカンプ(デザイナー)の質にあります。

  • 「ノーコードだからセキュリティが不安」。前述のとおりAWS基盤・世界約200箇所のサーバー分散・各国数百人のエンジニアで最高レベルです。むしろ自分で更新し続ける必要があるWordPressの方が、放置時のリスクが大きい構造です。

つまり、自分で更新できない状態を抜け出して自社運用したいのならWixが有利、デザインを突き詰めたオウンドメディアを外部に全部任せたいのならWordPressが向く、というのが判断の軸になります。




【実践編】WordPressからWixへ移行するときの進め方と注意点

現状の棚卸しからWixでの再構築、更新体制の引き継ぎまでの移行ステップのイメージ

WordPressからWixへ移行するときは、「現状の棚卸し → Wixでの再構築 → 更新体制の引き継ぎ」の順で進めます。


特に、ブログ(CMS)とSEO設定の引き継ぎでつまずきやすい点を先に押さえておくことが大切です。


実際の移行は、次の手順で進めます。


  1. 現状サイトの棚卸しをする。いまのWordPressサイトのページ構成・ブログ記事・問い合わせ導線・アクセス解析の設定を一覧化します。「自分で更新できなかった箇所」がどこかを洗い出しておくと、Wix側で優先して改善できます。

  2. 目的に合わせてWixで再構築する。Wix Studioでは要素・画像をパワーポイントのように配置してページを組みます。テキストは直感的に削除でき、左側パネルから「パーツ」を追加できます。フルレスポンシブ対応なので、PC・タブレット・モバイルすべてで崩れず表示されます(その分、要素間の距離など細かい設定項目は増えます)。

  3. ブログ記事を移し、更新フローを整える。Wixのブログは基本的にアプリケーションから書くと、所定の場所に自動反映され、デザインを崩さず更新できます。WordPress時代に「更新するとレイアウトが崩れる」原因だったCMS構造を、ここで作り直せます。

  4. SEO設定を引き継ぐ。WixのSEOツール(チェック完了率100%を目指す設計)に沿って進めれば、最低限の内部対策が整います。移行時はタイトル・見出し(H3など)・メタ情報の引き継ぎ漏れに注意してください。

  5. アクセス解析を再設定する。WixのダッシュボードにはGoogleアナリティクス相当が標準搭載されています。さらに細かく見たい場合は「訪問者の行動の概要」などから掘り下げられます。

  6. 社内で更新できる体制に引き継ぐ。移行のゴールは「自分たちで更新できる状態」です。社内のIT人材が日常更新を回せるよう、操作手順を引き継ぎます。

移行でつまずきやすい点と解決策は次のとおりです。


  • ブログを移したらレイアウトが崩れた → 記事はWixのブログアプリから入稿し、所定のテンプレートに流し込むことでデザインを崩さず反映する。

  • 移行後にSEO順位が落ちないか不安 → 移行前にタイトル・見出し・メタ情報を一覧化し、WixのSEOツールでチェック完了率100%を目指して引き継ぐ。順位の強弱はツールではなく施策次第である点を踏まえる。

  • フルレスポンシブで設定項目が増えて戸惑う → PC・タブレット・モバイルの各表示を確認しながら、要素間の距離など細かい設定を1画面ずつ詰める。

  • 問い合わせ先が分からず移行作業が止まる → Wixは日本法人があり、メール・チャットで誰でも問い合わせ可能。制作パートナー経由なら電話対応も受けられる。




「更新できない状態」を二度と作らないために着手前に固めること

移行後の更新ルールとコスト削減効果を文書で固めるイメージ

「自分で更新できない」状態を二度と作らないために、着手前に「目的・運用体制・2軸コスト」を文書で固め、移行後の更新ルールまで決めておくことが何より大切です。


WordPressで更新できなくなった最大の原因は、繰り返しになりますが「運用体制とゴールを決めないまま制作に入ったこと」でした。


これはWixに乗り換えても、同じ進め方をすれば再発します。


だからこそ、着手前に次の項目を固めてください。


  • 目的(ゴール):コーポレートサイトやサービスサイトなのか、本気で順位を追うオウンドメディアなのかを明文化する。

  • 運用体制:誰が・どの頻度で・どのページを更新するのかを決める。自社運用なら担当者を、全部委託なら委託範囲を明確にする。

  • コスト(2軸):プラン費用とリソース(人件費)の両方を見積もる。Wixはプラン費にサーバー込みで一本化されるため、トータルコストを比較しやすい。

  • 更新ルール:移行後にレイアウトを崩さず更新するための入稿ルールと、SEO設定の管理方法を決めておく。

費用の実感として、WordPressの制作会社への保守運用は年間150万〜200万円、ひどい場合は300万円という水準もあります(話者の体感では、WordPress制作会社のうち約20%がこの水準)。


一方でWixに内製化したことで、最大90%のコスト削減につながった事例もあります。


「自分で更新できない」状態を抜け出すことは、運用負荷だけでなくコスト面でも大きな意味を持ちます。


これらを固めたうえで進めれば、「頼まないと更新できない」状態に逆戻りすることなく、自社のペースでサイトを育てていけます。




よくある質問(FAQ)

Q1. WordPressで「自分で更新できない」のは、ツールが悪いからですか?


A. いいえ、ツール自体の問題というより、運用体制とゴールを決めないまま制作に入ったことが主因です。


WordPressはカスタマイズの核がプラグイン依存で、デザインを自由に変えるとコーディングが必要になる構造のため、「触ると壊れる」状態になりやすいのです。


着手前に運用体制を決めれば回避できます。


Q2. WordPressからWixへ移行すると、月々の費用はどれくらい変わりますか?


A. 月額の最安目安は、WordPressがドメイン+サーバーで約500円/月、Wixが約2,000円/月(サーバー込みで一本化)です。


プラン費だけ見るとWordPressが安く見えますが、保守運用は年間150万〜200万円、ひどい場合300万円という水準もあり、Wix内製化で最大90%のコスト削減につながった事例もあります。


Q3. 「WixはSEOが弱い」と聞きましたが本当ですか?


A. 実際は、Wixの方が内部SEO設定は簡単です。


SEOの強弱はツールではなく施策(内部SEO・外部SEO・コンテンツSEO)次第で決まります。


ただしPV5万〜100万級の本気のオウンドメディアでは、WordPressのカスタマイズ性が長期的に有利という線引きはあります。


Q4. Wixはセキュリティが不安ではないですか?


A. Wixのサーバーはアマゾンと同じAWS基盤で、稼働率99.99%、世界約200箇所にサーバーを分散し、各国に数百人のエンジニアを抱えています。


むしろ自分でソフトや基盤を更新し続ける必要があるWordPressの方が、古いバージョンを放置すると脆弱になり、情報流出につながるリスクが大きい構造です。


Q5. Wixのブログは、更新するとデザインが崩れませんか?


A. Wixのブログは基本的にアプリケーションから書くと、所定の場所に自動反映され、デザインを崩さず更新できます。


WordPress時代に「更新するとレイアウトが崩れる」原因だったCMS構造を、移行時に作り直せる点がメリットです。


Q6. 移行後に困ったとき、どこに問い合わせればよいですか?


A. Wixには日本法人があり、メール・チャットで誰でも問い合わせができます。


さらに制作パートナー経由であれば電話対応も受けられます。


問い合わせ先が分かりにくく専属の外注先が必須になりがちなWordPressと比べ、サポート面の安心感があります。


Q7. 「Wixはダサい」というイメージがありますが、今もそうですか?


A. それは2年ほど前の旧世代エディターの話です。


現在のWix Studioはデザイン性80点程度まで来ており、アニメーションも掛け合わせで数百〜数万種類が表現できます。


仕上がりがダサくなる原因はツールではなく、元のデザインカンプ(デザイナー)の質にあります。


Q8. すべてのサイトはWixに乗り換えた方がよいのですか?


A. いいえ。


「自社で更新できる体制にしたい」ならWix、「保守まで全部委託し、デザインを最優先して運用費は問わない」ならWordPress、という判断になります。


目的→社内体制→2軸コストの順で整理し、自社に合うツールを選ぶことが大切です。


【この記事の監修者】


中田ディレクター(株式会社ラジャ|Wixレジェンドレベルパートナー)


保有資格・実績:Wixレジェンドレベルパートナー/サイト制作400サイト以上/Wix Studio制作100サイト以上(日本トップクラス)/Wix Studio専門スクール「ノコド道場」運営


 
 

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