外注費用を50万円/月削減!WordPressからWix Studioへ移行し、LP内製化でPDCAサイクルを2倍速化したリチカの舞台裏
- RAJA Inc. 株式会社ラジャ

- 10月24日
- 読了時間: 6分

<導入前の課題>
LPやHP制作を外注しており、修正に1ヶ月・月額約50万円のコストが発生
社内で更新できる人材がいないため、放置状態のページが増加
広告クリエイティブのPDCAは回せても、LP改善だけが止まっていた
WordPressやSTUDIOではデザイン修正やタグ設置も複雑で、スピード感が出せなかった
<導入後の効果>
Wix StudioによるLP内製化を実現し、修正スピードが即日対応レベルに向上
外注費を大幅削減し、浮いたコストを広告予算に再配分
デザイン性と操作性を両立し、チームで改善を回せる運用体制を確立
「自分たちで動かせるサイト」へと進化し、マーケと営業の連携も強化
SaaS企業として広告/SNSの内製化を支援している株式会社リチカ。そんな同社が取り組んだのは、自社のLPやHPの内製化でした。以前は外部パートナーに制作を依頼しており、修正には数週間、更新費用も月に50万円近く発生。スピードもコストも理想とかけ離れた状態でした。
マーケティングのPDCAを高速で回すためには、広告とLPを一体で改善できる環境が必要。そう考えた同社は、Wix Studioに注目。Wixマーケットプレイスで見つけたラジャに制作支援を依頼しました。ラジャは設計からタグ設置、運用レクチャーまでを伴走。
未経験だったIS/Marketing グループマネージャー 岩本様も1ヶ月ほどで制作を習得し、わずか3ヶ月で完全内製化を実現しました。
現在はチーム内で複数のLPを自走運用。更新スピードは外注時代の数倍に。削減できた費用を広告費へ再投資することで、より多くのリード獲得にもつながっています。
「もう外注には戻れない」と語るリチカが選んだ、Wix Studioとラジャによる新しい制作体制。その裏側を詳しく語ってもらいました。
WordPress時代に感じていた課題
コストもスピードも限界に近づいていた
ー以前はWordPressやフルスクラッチでLPを運用されていたとのことですが、 どのような課題を感じていたのでしょうか?
ー岩本様:当時はWordPressとフルスクラッチの両方を使っていました。 複数のLPを運用していたこともあり、月額で50万円近いランニングコストがかかっていたんです。スタートアップとしてはかなりの負担でしたし、「誰がどのLPを触っているのか」も把握しづらく、結果的に“放置されているページ”も出てきてしまっていました。
その状況をなんとか改善したい。そして、重すぎるコスト構造を見直したいという思いから、Wixへの移行を検討し始めました。
小さな修正にも時間と費用が発生していた

ー運用の中で特に大変だった部分を教えてください。
ー中宮様:小さな修正ひとつ取っても手間と時間がかかっていた点ですね。 たとえば住所変更のような簡単な更新でも、外部の制作会社に依頼すると 見積もりから納品まで1ヶ月ほど。
費用も10万円前後かかることがありました。
そのため、ちょっとした修正なら「まあ今はいいか」と後回しになることも多かったです。
ー岩本様:広告運用担当としては、日々数字を見ながらLPを改善したい気持ちが強いんですが、 実際は動かすたびに外注コストと時間がかかる。そのストレスがずっとありましたね。
Wix導入のきっかけ
“LPを自分たちで動かす”という発想へ

ー「自社でLPを運用する」という発想に変わったきっかけは何だったのでしょうか?
ー岩本様:一番大きかったのは、広告経由でのアポ単価やリード単価が高止まりしていたことです。 クリエイティブ改善で広告のコストは下げられたのに、 肝心のLPは改善が追いついていなかった。
「ここを自分たちで動かせればもっと成果が出せるはず」と感じました。
また、スピード感も重視していました。 広告の差し替えやABテストのサイクルに、LPの更新スピードを合わせたい。
そのためには、エンジニアに頼らずマーケティングチームだけで完結できる環境が必要でした。
Wix Studio × ラジャを選んだ4つの理由
「内製化」を実現できる最適な環境だった

岩本様:WordPressやSTUDIOでは、更新やタグ設置のたびに外注が必要でスピードが出ませんでした。 一方、Wix Studioはデザイン性と操作性のバランスが良く、未経験でも扱いやすい。
「チームで触れる・すぐ直せる」という環境が、内製化を目指すリチカにとって最もフィットしました。最初は難しいと思いましたが、1ヶ月ほどで使いこなせるようになりました。


▲リチカ様の編集・管理画面
ラジャの「伴走支援」と提案力
中宮様:導入初期から、Wix Studioの設定や構成設計、タグ設置までをラジャが伴走。 「ただ作って納品する」ではなく、自走できる状態まで丁寧にサポートしてくれた点が決め手でした。一緒に手を動かしながら学べた。外注ではなく“育成パートナー”という印象でした。
Wix Studioの実績・知見が豊富だった
岩本様:Wix Studioの導入支援実績が多く、どんなサイト構成が最適か、どんな設定が効率的かを具体的に提示してくれた。リチカのようなSaaS企業に合わせた提案が的確で、安心して任せられました。
価値観・カルチャーの共鳴
中宮様:リチカ自身も「内製化」を支援する会社。 “内製化支援”という考え方そのものが、ラジャさんのスタンスと一致していました。単なるツール導入ではなく、文化としての内製化を根づかせるパートナーとして信頼を寄せています。
導入後の変化
更新スピードが劇的に向上、チーム全体の意識も変化

ーWixに切り替えてから、どのような変化を感じていますか?
ー岩本様:一番の変化は「更新スピード」が圧倒的に速くなったことです。 思いついたアイデアをすぐLPに反映できるようになり、 広告チーム内で改善サイクルをまわせるようになりました。 修正のために外部に依頼する必要がなくなったことで、 コミュニケーションコストもぐっと減りましたね。
ー中宮様: コスト面でも大きな成果が出ています。 以前は月50万円かかっていた運用費が、今ではその数分の一。 その分のリソースを新たな施策やコンテンツ制作に充てられるようになりました。
今後の展望
「データを活かしながら、より柔軟な運用へ」

ー今後のLP運用や、Wix活用の展望を教えてください。
ー岩本様:これからは、Wix上でのABテストやデータ分析も積極的に行っていきたいです。 自分たちで更新できるようになったからこそ、 「データを見てすぐに動く」という文化を根付かせたい。 そして、マーケティングチームだけでなく、 他部署とも連携しながらスピーディに施策を展開していけたらと思っています。
まとめ
Wix導入をきっかけに、LP制作のスピードとコストを大きく改善したリチカ株式会社様。
外注中心の運用から、自社内で動かせる体制へとシフトしたことで、
チーム全体の意識も「受け身」から「能動的」へと変化していました。
“自分たちの手で成果を動かす”――その実感が、次の挑戦への原動力となっています。








