WixstudioのCMSとは?Excel感覚でページを一括更新できる仕組みを初心者向けにやさしく解説
- 7月1日
- 読了時間: 8分

「実績ページやスタッフ紹介を追加するたびに、いちいち編集画面を開いてレイアウトを組み直すのが大変」。
ホームページを運用していると、こうした更新作業の負担に悩む場面は少なくありません。
ページが増えるほど、1件の追加や修正にかかる手間はふくらんでいきます。
この悩みを根本から解決するのが、Wixの「CMS」という仕組みです。
名前だけ聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、考え方はとてもシンプルで、一度理解すれば「なぜもっと早く使わなかったのか」と感じる方が多い機能です。
この記事では、WixのCMSとは何かを、専門用語をかみくだきながら初心者の方にもわかるように解説します。
WixのCMSとは、編集画面に入らずページの内容を一括更新できる仕組み

先に結論からお伝えします。
WixのCMSとは、「コレクション」というデータの入れ物を使い、編集画面に入らずページの内容を一括で更新できる仕組みのことです。
もう少しかみくだくと、CMSは「データ」と「デザイン」を切り離して管理する考え方です。
ページのデザイン(見た目)はあらかじめ1つだけ作っておき、そこに流し込む中身(会社名、写真、説明文など)は、Excelのような一覧表で別々に管理します。
表に1行追加すれば、その内容を反映したページが自動で1枚できあがる。
この関係が、CMSのいちばんの肝です。
この「入れ物」にあたるのが「コレクション」です。
たとえば制作実績なら、「実績コレクション」という表を1つ用意し、そこに案件を1行ずつ登録していきます。
行の中には「会社名」「サムネイル画像」「タグ」「詳細URL」といった項目(これをフィールドと呼びます)が並び、1行が1件の実績データになります。
イメージとしては、Excelの表がそのままホームページの中身になる、と考えるとわかりやすいです。
表を編集すれば、それを表示しているページも一斉に変わります。
デザインを触る必要はありません。
手作業の更新から解放されCMSを使うと更新がここまでラクになる

CMSを使わない場合、ページを増やすときは「既存ページを複製して、中身を書き換える」やり方が一般的です。
一見手軽ですが、これは後々つらくなります。
たとえば実績ページを複製で10枚作ったとします。
あるとき「実績ページの下に問い合わせボタンを足したい」となったら、10枚すべてを1枚ずつ開いて同じ修正を繰り返すことになります。
ページが増えるほど、たった1箇所の変更が10箇所、20箇所の作業にふくれ上がっていきます。
CMSなら、この問題が起きません。
デザインの大元は1つだけなので、レイアウトを直したいときは1箇所を変えれば、そのデザインを使っている全ページに反映されます。
中身を追加・修正したいときも、編集画面(エディタ)に入る必要はなく、ダッシュボードの一覧表を書き換えるだけで済みます。
この「編集画面に入らずに更新できる」点が、CMSの大きな価値です。
デザインを崩す心配がないため、Web制作に詳しくない担当者の方でも、表計算ソフトを扱う感覚で安心して更新できます。
さらに、Wixでは表計算ソフト(ExcelやスプレッドシートのCSV)からデータをまとめて取り込むこともできます。
実際に、過去には700件規模のデータを一括でインポートした事例もあり、大量のページを手打ちで作る必要はありません。
1件ずつコピーして貼り付ける、という地道な作業から解放されます。
自社のサイト更新に手が回らずお困りの場合は、仕組みづくりの段階からご相談いただけます。
CMSが向くページ・向かないページについて

便利なCMSですが、すべてのページに使えばよいというものではありません。
向いているページと、そうでないページがあります。
見分け方はシンプルで、「同じレイアウトのページが何枚も並ぶか」「中身の更新頻度が高いか」という2点です。
この2つに当てはまるページほど、CMSの効果が大きくなります。
逆に、1枚しかない・レイアウトも中身もそのページ固有、というページは、CMSにするメリットが薄く、普通に作ったほうが早い場合もあります。
ページの種類 | CMS向き? | 理由 |
制作実績・導入事例の一覧 | 向いている | 同じ体裁で件数が増えていく。更新頻度も高い |
スタッフ・社員紹介 | 向いている | 人が増減するたびに追加・削除する。体裁は共通 |
ブログ・お知らせ | 向いている | 記事が継続的に増える。一覧と詳細の構造が同じ |
商品・サービス一覧 | 向いている | 品目ごとに同じレイアウトを繰り返す |
トップページ | 向いていない | 1枚だけで、レイアウトも中身も固有 |
会社概要・アクセス | 向いていない | 1枚だけで、更新頻度も低い |
CMSで作るページは、大きく2種類に分かれます。
1つは「リストページ(一覧ページ)」で、実績やスタッフが複数並ぶ一覧のことです。
もう1つは「アイテムページ(詳細ページ)」で、その1件ずつをクリックした先に表示される詳細のことです。
リストが一覧、アイテムが詳細1件、と覚えると理解しやすくなります。
アイテムページは、登録した件数の分だけ自動で生成されます。
たとえばコレクションに実績を10件登録すれば、詳細ページは自動で10ページ作られます。
1ページずつ手で作る必要はありません。
CMSのコレクション作成手順

言葉で理解するより、一度作ってみるのがいちばんの近道です。
ここでは、CMSの土台となる「コレクション」を作る最初の手順を紹介します。
実績ページやスタッフ一覧など、これから一覧をつくりたいページの出発点になる操作です。
Wixエディタの左側バーから「CMS」のアイコンを開きます。
「あなたのコレクション」を選び、「コレクション作成」をクリックします。
「ゼロから始める」を選んで「次へ」に進みます。
コレクション名を入力します(例:「制作実績」「スタッフ一覧」など、中身がわかる名前にします)。
コレクションができたら、中に「フィールド」を追加します。実績なら「会社名」「サムネイル画像」「タグ」「詳細URL」といった項目です。これが1件分の中身の枠組みになります。
フィールドを用意したら、テスト用に数件だけデータを登録してみます。ここで登録した件数が、そのまま表示されるカードやページの数になります。
ここまでできれば、CMSの土台は完成です。
あとは「リストページを追加し、繰り返し表示する要素(リピーター)にこのコレクションを接続する」ことで、登録したデータが自動で一覧に並ぶようになります。
接続の操作はいくつか手順がありますが、まずはコレクションを1つ作って、データが入る箱の感覚をつかむところから始めるのがおすすめです。
なお、一覧・詳細のような可変コンテンツを扱うなら、Wixの中でも「Wix Studio」で作るのが安心です。
件数や文章の長さが違っても、カードの余白や高さが自動で均等に整うため、レイアウトが崩れにくいという利点があります。
「自社に合ったCMSの設計をプロに任せたい」「実績ページやスタッフ紹介を運用しやすい形で作りたい」という場合は、お気軽にご相談ください。
仕組みの設計から公開後の運用まで、まるごとサポートします。
よくある質問(FAQ)
Q. WixのCMSは、専門知識がなくても使えますか?
A. データの追加や修正だけであれば、専門知識はほとんど必要ありません。
ダッシュボードの一覧表(Excelのような画面)に入力するだけで更新できるため、Web制作に詳しくない担当者の方でも運用できます。
ただし、最初の設計(コレクションの構成やデザインとの接続)は少しコツが要るため、土台づくりはプロに任せると安心です。
Q. WixのCMSは無料で使えますか?
A. 本格的にCMSを使うには有料プランが必要です。
動画内での言及では、Wix Studioは月額2,500円ほどで最大2万アイテムのCMSが使える一方、通常版のWixは月額約4,000円で5,000件という水準でした。
Wix Studioのほうが安く、扱えるアイテム数も約4倍という関係です(料金・上限は変更される場合があるため、最新の公式情報をご確認ください)。
Q. 「リストページ」と「アイテムページ」の違いは何ですか?
A. リストページは実績やスタッフが複数並ぶ「一覧ページ」、アイテムページはその1件をクリックした先の「詳細ページ」です。
リスト=一覧、アイテム=詳細1件、と覚えると混乱しません。
Q. 実績を10件登録したら、詳細ページも10枚作る必要がありますか?
A. その必要はありません。
コレクションに10件登録すれば、詳細ページ(アイテムページ)は自動で10ページ生成されます。
デザインは1つ用意しておくだけで、件数分のページが自動で作られる仕組みです。
Q. すでにExcelでまとめた実績データがあります。
取り込めますか?
A. 取り込めます。
ExcelやスプレッドシートをCSV形式でエクスポートすれば、Wixのコレクションへ一括インポートできます。
過去には700件規模のデータをまとめて取り込んだ事例もあり、大量のデータでも1件ずつ手入力する必要はありません。
Q. カテゴリーごとに表示を分けることはできますか?
A. できます。
「フィルター」という機能を使うと、1つのコレクションから「コーポレートサイトの実績だけ」「採用サイトの実績だけ」といった形で、表示するデータを絞り込めます。
ただしコレクションが増えるほど設計が複雑になるため、どう絞り込むかを事前に決めてから組むのがおすすめです。
Q. CMSと通常のページ複製は、どちらで作るべきですか?
A. 同じレイアウトのページが何枚も並び、更新頻度が高いページはCMSが向いています。
複製で量産すると、1箇所の修正のたびに全ページを直す必要が生じますが、CMSならおおもとを1箇所変えるだけで全ページに反映されます。
逆に、1枚だけで内容も固有のページ(トップや会社概要など)は、通常のページで作るほうが手軽です。
【この記事の監修者】
中田ディレクター(株式会社ラジャ|SEO担当監修)
保有資格・実績:Wixレジェンドレベルパートナー/サイト制作400サイト以上/Wix Studio制作100サイト以上(日本トップクラス)/Wix Studio専門スクール「ノコド道場」運営













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